セラミックタイルの洗浄
近年、店舗や商業施設に敷設されている床材の中には、ワックス塗布を必要としない床材も数多くあります。その中のひとつがセラミックタイルです。
セラミックタイルは非常に高硬度で疵に強く、汚れにくいというイメージを持たれるかもしれませんが、やはりどんな床材でも汚れは付きます。
セラミックタイルを洗浄する際に、間違った手法を取る業者も多く、後々になって後悔するような状況を何度も目にしています。やはり、正確な知識と一定の技量は必要です。
地域 | 京都府八幡市 |
業種/床面積 | コンビニ/80㎡ |
セラミックタイルは単に洗えば良い、簡単な作業と思われがちですが、実際の作業ではキレイに仕上げる手間もそれなりにかかります。
セラミックタイルの中には、表面に釉薬を施された特殊なタイプなどもあり、これを他のセラミック同様の方法で洗浄した際には、光沢を飛ばしてしまい大変なことになります。
また、セラミックタイルは硬度が非常に高く疵に強いため、どんな洗い方をしても大丈夫だと思われがちですが、まったくそんなことはありません。
硬いとはいっても間違った事をすれば疵はしっかりと入ってしまい、一度入ってしまった疵はもう修復できません。これが天然の大理石であれば、研磨で疵を消す事もできますが、セラミックタイルは研磨を施す事もできません。
間違った洗浄方法に最も多いのが、メラミンを使った洗浄です。メラミンは大抵の汚れを簡単に落としてくれるので、多用する方もいますが、セラミックタイルをメラミンで洗うと、目に見えない無数の疵を付けてしまうため、その後は疵のせいで汚れが付きやすくなっていきます。
コンビニなどでもよく、疵だらけになって表面がカサついたようになっている店舗も見かけます。
本来セラミックタイルを洗う場合は、疵を付けないように柔らかい素材を用いて、ポーラス(多孔質)部の汚れを掻き出すことでキレイにします。
硬度が高いからと無茶をしてしまうと、取り返しのつかない事態になってしまいます。
ブログ:スーパーマーケットさまでのセラミックタイル洗浄はこちらをご覧ください。