剥離・ワックス 塗布

汚れて見える床の中には通常時に使っている洗剤と洗浄方法では取れないものがあります。それは大抵が表面に付着した汚れではなく、ワックス皮膜自体の経年劣化や変色、汚れの叩き込みが原因です。そのような場合は一度、既存のワックス皮膜を全て剥がし取る剥離作業を行い、一から新しいワックスを塗る事で見違えるほどきれいになります。

剥離・ワックス塗布:施工例

剥離・ワックス施工例

現場情報 京都市右京区/医院/床面積80㎡
施工内容 施工内容:店舗内床面剥離ワックス塗布
作業員数 2名
所要時間 6時間程度
床材 長尺シート

これまでに塗布され古くなって汚れたワックスをすべて剥がし、一から新しいワックスを塗布することで新店のようにきれいな床に仕上がります。特に汚れが目立ちやすいホワイト系のPタイルなどを床材として使用されている場合には、定期的な剥離作業をおすすめします。

取れない汚れの原因は?

原因には様々な要因が考えられますが、まず大前提の一つとしてどのようなワックス皮膜も時間の経過と共に必ず劣化していきます。環境やメンテナンスによってその進行速度や度合いは異なりますが、酷く劣化が進めば部分的な皮膜剥がれや変色なども起きてきます。普通はそこまでの劣化が進むまでに一定の期間でワックス剥離を行うため、露骨な劣化状態とは相当の期間手を加えていないような状況かもしれません。

汚れのたたき込み度合いは業者の技術で変わる

ワックスの中に汚れが残る

”汚れのたたき込み”とは、普段の洗浄時に取りきれなかった汚れを、そのままの状態で上からのワックス塗布により塗り固めてしまい、次回以降の洗浄での除去が不可能となってしまった埋もれた汚れのことです。

一見して素人目にもわかるほど目立つ場合もあれば、極僅かな場合もありますが、これは洗浄ワックスの作業を行っていれば大なり小なり確実に進行していくものです。そしてこのようにワックスで汚れを塗り固めてしまった場合は、剥離作業でなければ除去できなくなってしまいます。

この汚れのたたき込みの度合い(進行速度)や、美観保持力といったものは業者の腕によっておおきく左右される部分ですので、簡単に言えば腕の悪い業者が作業を行えば剥離の必要頻度も高くなるということです。

しかし、剥離が必要かどうかは一般の方にはなかなか判断できない部分でもあります。業者側としては自分達の都合よく「剥離をしない」「指摘されるまで剥離を放置する」「剥離の周期を延ばす」といったことがあるのは事実です。

また、剥離作業に関する部分では、おそらく契約内容や料金形態が各業者で異なっているはずです。剥離の施工料金は標準的に洗浄時の1.5~2倍が相場のため、たとえ定期清掃の契約をした場合でも、剥離の時には別途追加料金が必要だったりします。定期清掃の契約をお考えの際には必ず剥離作業も込みでお考えください。

剥離はどのように作業する?

全体的な作業の形としては洗浄作業も剥離作業も大きな違いはありません。違うのは使用する薬品(洗剤)ですが、これがワックスの皮膜を溶かすレベルの超強力なアルカリ性の薬品に変わります。普段の洗浄で使用している洗剤は、ワックスを溶かすまでには至らないレベルのアルカリ性~中性の洗剤を使用しているので、ここが一番大きく違う点になります。

そのため通常の洗浄では、ワックス皮膜の表面のみを薄く削って汚れを洗い落としますが、剥離では溶けたワックスを根こそぎ剥がして回収していく作業へと変わり、それぞれ個別の作業工程も通常の洗浄作業時より一段と丁寧に行わなくてはなりません。作業時間は通常比の1.5~3倍と全工程に必要な作業時間も長くなります。

現状で剥離が必要かどうかを見極めるには?

現在の床に剥離作業が必要であるかどうかは、本来の床材の色が残っている箇所を見つけるのが有効です。あまり人が通らない場所や長期に渡って置かれている什器の下などは本来の床材の色であることが多いので、どの程度違うのかで分かります。専門家であれば剥離が必要かどうかの判断は瞬時にできますので、当社ではご依頼を頂いた場合に初見の段階で剥離が必要と判断出来る場合には、あらかじめ推奨とご説明をさせていただきます。